ごあいさつGreeting

つなげるつながる

紙の魅力は人と人をつなげ
心と心をつなぎます
そして芸術文化の香る町が生まれます


富士市長ごあいさつ

「紙のアート」がつなぐ文化と産業のまちをめざして

富士市長小長井 義正

本日は、「ふじ・紙のアートミュージアム」に足をお運びいただき、ありがとうございます。
富士市は、豊富な水資源や原料である木材、さらには消費地への近接といった立地条件にも恵まれ、明治期以降近代製紙産業が集積し、国内有数の「紙のまち」としてその名を知られてきました。
そして、平成28年11月1日、富士市制施行50周年を契機に、紙を素材とした「紙のアート」によって、芸術的な側面から新たな可能性を探り、文化と産業を融合させることで新たな追風を起こし、より力強く富士市を前進させたいとの思いで本ミュージアムを開設しました。
市民と行政の力を結集する形で「紙のアート」を軸にした本市ならではの新たな価値を創造し、市内外に広く伝えるため、運営を豊富な知識と経験を有する一般社団法人富士芸術村に委託しております。
これまで、著名な芸術家の作品展や地元事業者と運営団体の連携による企画展の開催をはじめ、ワークショップ、トークイベントなどを実施し、平成29年8月20日にはオープンから1年を待たずして1万人目の来場者をお迎えするなど、順調にスタートすることができました。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを好機として捉え、本市を世界に向けて発信するとともに、これからも多くの皆様に愛され、新たな発見や感動が生まれるミュージアムとなるよう全力を注いでまいります。 今後とも本市の文化振興に皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げます。


館長ごあいさつ

紙の芸術・文化を紹介し、市民に親しまれる空間を目指します

館長漆畑 勇司

富士山の湧水は私達の生活は勿論、製紙産業においても多大な恩恵を与えてくれています。そして、富士市の地場産業である紙は私たち富士市民にとって馴染み深いものになっています。自然の恵みを大切にして私達は生活をしていかなければ成りません。
そんな想いを抱きながら新たな紙の芸術・文化を紹介し、後世に伝えていく活動の場として2016年11月に「ふじ・紙のアートミュージアム」(富士市制50周年記念事業)が開館しました。
富士市で生産された紙は世界中で色々な用途に使われています。芸術分野でも多くの作家が紙の作品を制作しています。
当ミュージアムは紙の芸術作品を展示し、紙の魅力を市民の皆様にご紹介します。交流スペースは富士市内の製紙会社のご紹介や紙を使った講座や講演などの開催し、市民の皆様に親しまれる空間を目指しています。
日常、芸術作品を鑑賞して頂ける場になるように努めていきたいと思います。
皆様のお越しをスタッフ一同、お待ちしております。

漆畑勇司 経歴

東京造形大学卒業、富士市在住の彫刻家として活動しながら、富士高等学校の美術講師として20年教鞭をとる。
2004年に富士市の芸術文化交流の拠点として「富士芸術村」(富士市大渕)を立ち上げ、その活動を通して若手芸術家の支援や、市における芸術の振興に寄与してきた。