Vol.18
2021年7月12日(月)〜9月12日(日)
この展覧会は、彫刻学科に入学して最初に体験する授業の成果作品展示です。
「動いているモデルさん→捉えにくい!」
「畳サイズの段ボール→4枚しか材料がない!」という不自由な条件の中で制作をします。
ところが、制作された作品は、私たちに幅広い考え方と見方を提供してくれます。
人とは何か?
動きとは何か?
段ボールとは?
──不自由から生まれた自由な作品をご堪能ください。
ダンボールのみを使った空間上のデッサン。ムービングポーズのコスチュームモデルを等身大で制作する。
この課題は、自ら課題を作り出してゆくためのスタディーである。一つの素材から作品が成り立つための構造的な問題、制作手段、動いている人間の表現方法、接着方法などを吟味して制作し、そのプロセスの中から現れてくる表現をさらに展開して発展させてゆく。
特定の状況(動いている人体、素材、等)を分析し、自ら課題を作ることができる。
人体を自由に解釈し、等身大以上の立体表現として完成することができる。