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Vol.01

日比野克彦展

HIBINO KATSUHIKO

2016年11月1日(火)〜2017年1月30日(月)

【文化はFUNEに乗ってやってきた】

概要

2006年ワールドカップ・アジア地区予選が開催された際に、サッカーと美術の融合という新しい試みで、参加した36の国と地域をイメージする「FUNE(船)」36艘が、日比野克彦氏監修のもと、延べ12,000人の市民のワークショップにて2ヶ月かけて段ボールと色紙で制作され、九州国立博物館(福岡県太宰府市)にて展示された。
今回は、そのうちウズベキスタンやインドなどの国を表した色とりどりの船6艘が、立体造形として空間を鮮やかに彩り、6艘を含む全36作品が写真にて展示されている。


フライヤー

フライヤー1(PDF) フライヤー2(PDF)


プロフィール

日比野克彦

近年は地域の特性を生かしたアートプロジェクト「明後日新聞社文化事業部/明後日朝顔」「海底探査船美術館」「アジア代表」等を展開。2014年より「TURN」事業監修。
現在、岐阜県美術館長、東京藝術大学美術学部長、美術学部先端芸術表現科教授。東京芸術文化評議会 文化プログラム検討部会専門委員を務める。

【略歴】

1958
岐阜市生まれ
1982
日本グラフィック展大賞受賞
1984
東京藝術大学大学院修了
2015
芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞

特別講座

日比野克彦氏によるワークショップ「海をつくろう」

去る1月29日(日)、日比野克彦展『文化はFUNEに乗ってやってきた。』のワークショップ「海をつくろう」が開催されました。
吊り下げ展示されている6艘の船の作品の下、床に段ボールを敷き詰めて、様々な青色の3cm四方の四角い色紙を貼りつけて海を表現していく、一般参加型の制作展示です。
開始時刻の13時には多くの方々が整理券を求めて並ばれ、日比野氏が直接、コンセプトと手順を説明されてワークショップが始まりました。
皆さんが1枚1枚貼りつけていく色紙がどんどん床を埋め尽くし、多くの大人、子供の皆さんが参加して、終了時には、大海を渡るFUNEの全体像が完成しました。
波の渦巻く海に浮かんだことで、6艘の船の作品にも新たな息吹が吹き込まれたように見えます。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。